ATTACヘルシークレー工法とは、粒度の細かい土を小さな団子状にまとめる団粒化剤を土に混ぜ、敷き均して舗装する土系舗装の工法です。
土を団粒化させ改良する事により、透水性・保水性の向上、防塵効果(砂ぼこり防止)や泥濘化低減効果(泥水流出抑制)があり、また炎天下のヒートアイランド現象による気温上昇時に土に保水している水分が蒸発するため、気化熱による冷却効果があるなどグラウンドでのスポーツ競技中の熱中症対策や、足への負担軽減にも効果があります。
また硬度調整できる事から用途は幅広く、グラウンドはもちろん園路や駐車場、庭や家の周りなどにも使用できます。
アスファルトやコンクリートなどによる舗装が主流な現代は土地自体の保水力が低下している事から、ヒートアイランド現象が起こり、さらに治水能力も低下しています。
ATTACヘルシークレー工法は環境に配慮し、向上させる能力を持っています。
土を立体網目状の団粒構造に改良する事により雨水の透水性と保水性を高めます。
団粒構造に改良した土は微粒子が結合し塊を作るため、水の通りがよくなります。
ATTACヘルシークレー工法は、土の硬さを調節することができます。
軟らかいグラウンドから硬めの園路まで、幅広く使用することができる工法です。
園路
■自然の舗装材のため周囲の景観と調和します。
■降雨後も舗装材の硬度の変化が少なく「ひび割れ」の発生を軽減します。
■透水性が改良され、透水機能が向上することで降雨後の水溜りの発生を抑えます。
■保水した水により、地表面の温度上昇を抑えるため、快適な歩行空間となります。
グラウンド
透水性が改良され、透水機能が向上することで降雨後の水溜りの発生を抑えます。
■保水性があるため、通常のクレイ舗装と比べ、砂埃が立ちにくく快適です。
■表層に保水した水の蒸発時に、気化熱の冷却効果により地表面の温度上昇を抑える効果が期待できます。
■団粒構造を長期間保事することができ、降雨後も舗装材の硬度変化が少なく、泥濘化を低減します。
■現地発生土(砂質土系の土)を利用したリサイクルが可能で、環境に対する負荷を軽減します。(※土質により再利用できない場合があります。)
施工直後の透水性状況(1)
施工直後の透水性状況(2)
透水性コンクリート平板との透水比較